【株式市場】日経平均は652円高、後場、日銀の緩和継続を受け一段高、銀行株は安い

◆日経平均は2万6791円12銭(652円44銭高)、TOPIXは1934.93ポイント(32.04ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は後場増加し14億987万株

 1月18日(水)後場の東京株式市場は、正午前から日銀の金融政策会合の結果が伝えられ始め、前回12月と異なり金利誘導目標などを変えなかったため金利上昇観測が後退し、円安が再燃。自動車株や電気精密株が一段高となり、大和ハウス<1925>(東証プライム)や三井不<8801>(東証プライム)なども一段と上げた。半面、大手銀行株は一段軟化した。日経平均は前引けを400円近く上回る556円95銭高(2万6695円63銭)で始まり、13時30分頃に678円00銭高の2万6816円68銭)まで上げ、大引けも上げ幅600円台を保ち大幅続伸となった。

 後場は、ギフティ<4449>(東証プライム)が一段高で始まった後も上値を追い、自治体との協業拡大など好感。アイサンテクノロジー<4667>(東証スタンダード)も一段ジリ高となり、自動運転の実証開始や自動運転ビジネスの合弁会社など好感。セルシード<7776>(東証グロース)は新株予約権の行使促進相場とされて一段と上げストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は後場増加し14億987万株(前引けは5億435万株)、売買代金は3兆2776億円(同1兆2071億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1600(前引けは1073)銘柄、値下がり銘柄数は188(同642)銘柄。

 また、東証33業種別指数は32業種が値上がりし、銀行を除く全業種が高い。値上がり率上位は、精密機器、医薬品、輸送用機器、その他製品、機械、電気機器、陸運、情報通信、石油石炭、サービス、不動産、などが上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  2. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…
  3. 【ダブルセット・フルセット銘柄、夏休み明けも底堅さに期待】 ■上方修正・増配・株式分割の好材料銘柄…
  4. ■上方修正・下方修正問わず買い集まる異例の展開  3連休入りした9日の成田空港では、夏休みを海外で…
  5. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  6. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る