神鋼商事の前3月期は2期連続最高益、今期は減益を見込むが営業再活発化めざし先行費用も

■今期予想は市況高や為替影響など見込まず保守的な印象

 神鋼商事<8075>(東証プライム)は5月11日の13時に2023年3月期の連結決算を発表し、経常利益は126.68億円(前期比30.3%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は91.96億円(同28.9%増)となるなど、2期連続で最高益を更新した。今期は減益を見込むが、新型コロナの影響で不本意だった営業活動を活発化させるため、「今期は予算を上回ってもいいから積極的に動く方針」(森地高文社長)と先行費用を投じる方針を示した。

 今期・24年3月期の連結業績予想は増収減益の見込みとし、売上高を6520億円(23年3月期比11.5%増)、経常利益を100億円(同.21.1%減)、当期純利益を71億円(同22.8%減)としたが、主要因としては、鋼材を中心に前期の市況高を今期は横ばいの前提としたこと、厚板ミルの改修があり取扱い量が制限されること、為替を1ドル130円の円高に設定したこと、などとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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