フライトホールディングス、myVerifist(マイ ベリフィスト)シリーズ第二弾「医療エディション」を発表

■マイナンバーカードの健康保険証利用とキャッシュレス決済で医療機関のDX化を支援

 フライトホールディングス<3753>(東証スタンダード)の子会社フライトシステムコンサルティングは、2022年5月30日に発表したiPadと決済端末「Incredist Premium II(インクレディスト・プレミアム・ツー)」による公的個人認証サービス「myVerifist(マイ・ベリフィスト)」の第二弾として、「myVerifist医療エディション」を発表した。

 2021年10月から開始されているマイナンバーカードでの健康保険証利用への対応、及び医療機関におけるキャッシュレス決済導入を兼ね合わせた全く新しいソリューションで、サービス開始は2023年7月を予定している。各医療機関・調剤薬局向けにマイナンバーカード利用促進とキャッシュレス決済導入を通じ、医療現場のDX化を推進し販売をしていく予定である。なおキャッシュレス決済に関しては、ジェーシービー、三菱UFJニコス(五十音順)の協力を得てフライトシステムが決済代行を行う予定。(写真=myVerifist 医療エディションイメージ)

 フライトシステムは、2010年からスマートフォンやタブレットを使用した決済ソリューションを提供しており、最新の決済端末「Incredist Premium II」と「Incredist Trinity」ではマイナンバーカードの読み取りにも対応している。これにより、医療機関での決済プロセスをスムーズかつ迅速に行うことができる。

 しかし、現在の医療機関におけるマイナンバーカード保険証の対応率はまだ低く、デジタル化の課題が残っている。そこで、myVerifist医療エディションを導入することで、医療現場のデジタル化を進めることができる。このソリューションは、医療機関の受付から会計まで一連の処理をスムーズに行うだけでなく、持ち運び可能な端末を使用することで往診や移動診療などのニーズにも柔軟に対応する。

 フライトシステムは、セキュリティ技術を駆使しており、さまざまなカードの読み取りに対応するソリューションの展開も予定している。将来的には、クレジットカードやポイントカードなど、さまざまなカードを一つの端末で管理できるシステムを提供することで、利便性の向上と情報の統合を図っていく。

 同社では、myVerifist医療エディションの普及に向けて、医療機関や保険会社との協力体制を構築している。医療機関では、新たなソリューションの利点や操作方法についてのトレーニングを提供し、スムーズな導入を支援する。また、保険会社との連携により、保険請求のプロセスを効率化し、患者の負担を軽減する。

 さらに、導入によるデータ分析や効率化の成果を可視化するためのダッシュボードも提供する。医療機関は、リアルタイムのデータや分析結果を活用することで、診療の品質向上や経営戦略の立案に役立てることができる。

 患者は待ち時間の短縮や手続きの簡素化、スムーズな会計などの利益を享受することができる。また、医療機関や保険会社は業務の効率化やコスト削減、データの活用によるサービス向上など、さまざまなメリットを得ることができる。

 フライトシステムは、医療業界におけるデジタルトランスフォーメーションの推進を通じて、より便利で効率的な医療サービスの提供に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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