東和薬品は高値に向けて出直る、認知症と向き合う政府の「幸齢(こうれい)社会」構想に期待強まる

■NTTデータ経営研究所などと周辺症状を解決する「DTx」で提携

 東和薬品<4553>(東証プライム)は10月3日、出直りを強めて始まり、取引開始後は5%高の2891円(138円高)まで上げて半月前につけた年初来の高値2988円に迫っている。9月中旬、NTTデータ経営研究所(東京都千代田区)などとともに認知症の周辺症状を解決するDTx(デジタルセラピューティクス)に関する業務提携を発表しており、政府が9月27日に「認知症と向き合う『幸齢(こうれい)社会』実現会議」の初会合を開き、年内に意見をとりまとめる方向と伝えられたことなどを受けて事業への追い風が期待されている。

 業務提携先は、イヤホン型脳波計「VIE ZONE」とニューロテクノロジーAIを開発するVIE STYLE株式会社(神奈川県鎌倉市)、NTTデータ経営研究所。認知症そのものの根本的治療法が進展しない中、中核症状に付随して呈する「行動・心理症状“behavioral and psychological symptoms of dementia(BPSD)”」に対し、ブレインテックと呼ばれる脳神経科学の応用技術分野から効果的な方法の開発を行う。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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