大和ハウスベンチャーズ、米国植物工場Oishii Farmに出資、サステナブルな農業と食糧問題解決を目指す

■世界最先端の植物工場開発へ

 大和ハウス工業<1925>(東証プライム)グループの大和ハウスベンチャーズは、2024年5月10日、米国の植物工場運営企業オイシイファームに出資したと発表。オイシイファームは、日本の伝統的農業技術と最新鋭のエンジニアリングを統合し、世界で初めていちごの植物工場での安定量産に成功。AI画像処理技術による収穫時期の判定や水の再利用循環システムなどを活用し、生産性とサステナビリティを追求している。

 出資に合わせ、大和ハウス工業とオイシイファームは、より高度な植物工場の実現に向けた協業を決定した。大和ハウス工業は、創業以来「建築の工業化」を理念に掲げ、食品関連施設の建設を約900カ所で担当。2008年から植物工場の研究開発を進め、2019年には「agri-cube ID」を発売した。今回の提携では、同社のシステム建築技術とオイシイファームの効率的な栽培技術を組み合わせ、より高度化された植物工場の確立を目指していく。

 オイシイファームは、人と地球にとってより良い農法で育てられた最高に美味しい農産物を提供し、農業革命を起こすことを目指している。気候変動やフードサプライチェーンによる食糧安全リスクが世界で懸念される中、両社は植物工場領域での協業を進め、企業価値向上と食にまつわる世界規模の社会課題解決への貢献を目指していく。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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