【マーケットセンサー】パリ五輪開催も控える7月は金融イベントが目白押し

■サマーラリーか夏枯れ相場か?市場の分岐点は日銀の政策決定

 7月に行われる日米の金融政策決定会合は、市場に対する影響が大きく注目されている。FRBのFOMCでは、政策金利の年内引き下げ回数が修正され、日本銀行では長期国債の買い入れ額減額が決定された。これらの動きは「ハト派」として受け取られたが、市場は依然として不安定な状況にある。7月末の会合では、米国のインフレ抑制と景気のソフトランディング、日銀の政策金利の動向が焦点となる。

 また、7月は金融イベントだけでなく、パリ・オリンピックの開幕も控えている。東京オリンピックから3年が経過し、東京大会はコロナ禍の影響で1年延期され無観客での開催となり、後味の悪い問題も多く残った。これに対し、パリ大会はどのような影響を及ぼすのか注目される。

 日米の金融政策決定会合とパリ・オリンピックの開催は、今後の市場動向や経済情勢に大きな影響を与える可能性がある。米国の経済指標や為替動向に一喜一憂する日々が続く中、これらのイベントがどのような結果をもたらすのか、多くの関心が寄せられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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