【株式市場】前場の日経平均は11円高、一時249円安まで下押したが急回復

◆日経平均は3万8220円01銭(11円98銭高)、TOPIXは2698.86ポイント(18.15ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億7億7393万株

 12月2日(月)前場の東京株式市場は、日銀の12月利上げ観測などが漂う中、日経平均は午前10時前に249円48銭安(3万7958円55銭)まで下押す場面があったが、指数先物へのまとまった売りがあったもよう。その後、日経平均は次第に持ち直し、前引けは小高くなった。TOPIXも前引けはしっかり。金利上昇が追い風になる銀行株や保険株が上げ、第一生命HD<8750>(東証プライム)は6%高。三井住友FG<8316>(東証プライム)は高値更新。発行株数の25%規模の自社株買いと消却を発表したサンケン電気<6707>(東証プライム)も活況高となった。

 プラスアルファ・コンサルティング<4071>(東証プライム)が大きく出直り、発行株数の5%規模の自社株買いなど好感。セレス<3696>(東証プライム)は投資ファンド保有判明に続き証券会社との提携も材料視され出直り急激。リミックスポイント<3825>(東証スタンダード)は9月に開始した総額150億円での暗号資産投資に続き新たに150億円で開始することなど材料視され出直り急。ユーラシア旅行社<9376>(東証スタンダード)は日本人の中国短期滞在ビザ免除再開など材料視され2日連続ストップ高。ZUU<4387>(東証グロース)は不動産小口化事業会社との提携が好感されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億7393万株、売買代金は1兆8760億円。プライム上場1644銘柄のうち、値上がり銘柄数は944銘柄、値下がり銘柄数は638銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、銀行、保険、証券商品先物、非鉄金属、空運、海運、石油石炭、輸送用機器、電力ガス、その他金融、医薬品、電気機器、鉱業、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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