ヤマシタヘルスケアHDの第2四半期は放射線機器などの増加で売上高8.5%増加

(決算速報)

■営業・経常利益は研究開発費の増加などで減益だが中期計画で成長めざす

 ヤマシタヘルスケアHD(ヤマシタヘルスケアホールディングス)<9265>(東証スタンダード)は1月14日の夕刻に2025年5月期の第2四半期決算(24年6~11月・累計:中間期/連結)を発表した。

 中核事業の医療機器販売業で放射線機器等の設備投資需要が前年同期よりも増加し、検査・手術件数の増加により診療材料等の医療機器消耗品の需要も増加したことなどに加え、23年12月に株式会社鹿児島オルソ・メディカルを連結子会社化したこと等にともない、売上高は前年同期比8.5%増の313億62百万円となった。

 利益面では、当期に実施した賃上げによる人件費の増加や物流コスト上昇、事業子会社のマイクロソニック株式会社で開発中の超音波画像診断装置「ブレストスキャン」にかかる研究開発費の計上等による販売費及び一般管理費の増加により、経常利益は同14.4%減の5億52百万円、親会社株主に帰属する中間純利益は同期29.5%減の3億38百万円となった。

 今期・25年5月期の連結業績予想は従来予想を全体に継続し、売上高は673億19百万円(前期比9.4%増)、経常利益は8億21百万円(同19.5%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は5億9百万円(同12.2%減)を見込む。

 同社グループでは、「地域のヘルスケアに貢献する」という経営理念の下、2024年度を初年度とする「中期経営計画(25年5月期~27年5月期)」を推進し、基本方針に沿った主要施策に取り組んでいる。到達年度の数値目標は、連結売上高730億円、連結経常利益10億円、価純資産倍率(PBR)1倍以上などを掲げている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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