売れるネット広告社グループ、国内TikTok Shop運営代行サービスを6月開始、中国市場での実績を日本展開

■月間3300万ユーザーのTikTok、アプリ内完結型ショッピング機能を攻略

 売れるネット広告社<9235>(東証グロース)は4月24日、連結子会社である株式会社売れる越境EC社を通じて、世界最大級のテクノロジー企業ByteDance社が展開する「TikTok Shop」運営代行サービスを2025年6月から提供開始すると発表。TikTok Shopは視聴・検討・購入がアプリ内で完結できる革新的なコマース機能だ。すでに中国のライブコマース市場は29兆円規模に達し、東南アジアやアメリカでも急速に拡大している。日本でも月間3300万人を超えるTikTokアクティブユーザーを背景に、約20兆円の国内EC市場が再定義される局面を迎える。

 売れる越境EC社はすでに中国TikTok(抖音/douyin)市場で複数の越境ECプロジェクトを成功に導いており、国内屈指のTikTok運営ノウハウを有する企業として位置づけられる。この蓄積データと知見を活用し、Shop構築・配信・分析・改善まで一気通貫で提供する運営代行サービスを展開する。「Shop開設したが運用できない」「ライブ配信が見られない」「売上が立たない」といった課題に対し、売れる仕組みを持つ同社がすべてを解決するとしている。

 売れる越境EC社代表取締役社長CEOの髙橋宗太氏は「中国TikTokで培ってきたノウハウを日本のEC市場で展開できることを嬉しく思う」とコメント。「海外で実際に市場が伸びているTikTok Shopを攻略したい事業主様は国内だけでも多数いらっしゃる」として、Shopの構築から日々の運用まですべてを引き受け、企業の海外市場挑戦を支援する姿勢を示した。なお、同社は当面の連結業績への影響は軽微とする一方、国内TikTok Shop市場の拡大により中長期的な業績・企業価値の向上が見込まれるとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る