東武鉄道、総額498億円の設備投資計画を発表、安全強化とサービス向上を推進

■新型車両導入とAI技術活用で利便性向上へ

 東武鉄道<9001>(東証プライム)は4月30日、2025年度「人にやさしく人と地域が共に輝きつづける社会」の実現を目指し、鉄道事業において総額498億円の設備投資計画を発表した。この計画では安全・安心の持続的提供に向け、とうきょうスカイツリー・春日部・大山駅付近での鉄道立体化推進や車内防犯カメラ設置拡大、AIを活用した踏切道内滞留検知装置の新設など防災対策を強化する。サービス向上策として東上線に新型車両90000系、東武アーバンパークラインに80000系の導入を進めるほか、4駅での駅舎リニューアルや対話型生成AIエージェント「AIさくらさん」によるお客様案内サービスの実証実験拡大を行う。

 バリアフリー化推進では「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用し、2025年度には可動式ホーム柵を4駅に整備、固定式ホーム柵を6駅に整備する計画だ。エレベーターやスロープの設置、駅トイレのリニューアルなど多様な設備改善も実施する。新技術導入では大師線における自動運転(GOA3)実現に向けた検証や施設保守業務のDX化を進め、乗務員訓練用VRシミュレーターの導入も計画している。

 磁気乗車券からQR乗車券への置き換えに向けたシステム構築も進める。環境負荷低減では車上データ活用システム「Remote」の導入拡大や変電所への電力回生インバータ装置の設置、駅施設・車庫の照明LED化、変圧器の植物油使用機器への更新など持続可能な取り組みを推進する。この設備投資を通じて東武鉄道は安全性向上とサービス改善、環境配慮を一体的に進め、利用者と地域に貢献する鉄道づくりを目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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