日本電設工が一段高、トランプ関税の影響を直接は受けない銘柄としても注目強い

■三沢米軍格納庫の電気工事を受注など受注範囲が拡大する様子

 日本電設工業<1950>(東証プライム)は5月7日、一段高で始まり、取引開始後は2497円(93円高)まで上げ、2取引日ぶりに年初来の高値を更新している。JR東日本<9020>(東証プライム)系の鉄道電気工事会社で、大規模施設の電気設備工事も行う。4月30日に発表した3月決算(2025年3月期・連結)では各利益とも前期比3割増加するなど好調。今期は微減の予想だが、このところはトランプ関税の影響を直接には受けないで済む銘柄としても注目されている。

 鉄道電気工事以外に手がける「一般電気工事」部門は、JRの駅ビルや周辺ビルの工事に加え、前期は「ヤクルト新千葉工場建設電気設備工事、三沢米軍格納庫新設電気その他工事等」(決算短信より)を受注したとしており、受注範囲の拡大に注目する様子があった。決算発表と同時に配当方針の変更(配当性向の導入)、なども発表し、新たに配当性向40%を目安とすることを明らかにした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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