アイデミー、AIシステム開発「Aidemy Solutions」を6月より展開

■AI/DXの一貫した支援体制強化のためリニューアルを実施

 アイデミー<5577>(東証プライム)は、2020年より展開してきたAI/DXソリューション「Modeloy」をリニューアルし、2025年6月1日より「Aidemy Solutions」として展開していくと発表した。今回のリニューアルにより、提供可能なソリューションをテーマ別にわかりやすく整理するとともに、e-learningや研修コンテンツを提供してきた「Aidemy」ブランドとの連携を一層強め、AI/DXにおける人材育成から開発・実装まで一貫した支援体制を深化させる。そして、企業のAI/DX推進において「人材が育っても活用が進まない」「PoCに留まり業務に根づかない」といった課題を根本から解決、支援することが期待される。

【Aidemy Solutions概要】

 迅速なスモールスタートと社内のAIキーパーソン育成を軸に、アイデミーのAI専門チーム(PM・データサイエンティスト・エンジニアなど)が現場で活用されるAIシステムを共に開発する。目標達成後も継続的にサポートし、顧客がAIを活用して持続的に利益を生み出せる環境の構築を目指す。

■サービス内容

01構想フェーズ(データ活用・AI活用 課題整理、ロードマップ策定支援)
 データ活用やAI活用の方針を明確にし、プロジェクト立ち上げを支援。短期・中期・長期のロードマップを策定し、実行可能な道筋を描く。課題整理から啓蒙活動まで総合的に支援し、顧客全体が“データ活用やAI活用による変革”の価値を実感しながら、一歩ずつ確実に成果を創出できるよう伴走する。

02開発フェーズ(AI/ML(機械学習)モデル開発・アプリ開発・Web構築)
 AI/MLモデル開発やアプリ開発を支援し、PoCから本格導入まで一貫して対応。PoCフェーズでは、AIモデルの開発や精度向上を進め、PDCAサイクルを回しながら効果を検証。ゴール指標を設定し、実用レベルまで引き上げる。実装フェーズでは、顧客の要件をもとに設計・実装・テスト・デプロイを行い、実効性の高いシステムを構築する。

03運用フェーズ(収益を生む・現場で活用されるAI運用支援)
 運用フェーズでは、AIが現場で活用され、収益を生む仕組みを構築。MLOpsやLLMOpsを活用し、継続的な最適化とアップデートを実施。業務環境に応じた調整を行い、運用の効率化と精度向上を図る。AIが持続的に価値を生み出せるよう、監視・改善を繰り返しながら、実用性の高い運用体制を支援する。

■支援テーマ

アイデミーにはAI/ML(機械学習)を通じて下記領域の課題を解決するパッケージがあり、顧客の環境へ素早く展開ができる。
・予測/予知する(予知保全、不良品予測、価格予測)
・生成/創造する(生成AI、RAG(※))
・解析する(画像解析、マテリアルズ・インフォマティクス、因果分析)
+データ構築基盤(AI構築に必要なデータベースなど)
※RAG:Retrieval-Augmented Generation。検索拡張生成。

■具体的な支援実績(一例)

・生成AIを活用。受注判断の効率化を実現、自動判断を目指す
 図面を含む「仕様書(外部文書)」と「社内情報」の突き合わせをLLM(大規模言語モデル)を活用して効率化し、売り上げに貢献する。
・金属粉体の粒子形状検査30分作業を10秒に
 検査員が30分かけて行っていた金属粉体の粒子形状検査をML(機械学習)モデルにより10秒に作業効率化。
・画像解析モデルによる検査作業を平準化し、目視検査の削減へ
 画像解析アプリの自動判定導入により、複数工場の目視検査による判定ばらつき懸念を削減。
※これまでの支援事例の詳細を掲載した新しいサービスサイトを6月1日以降に公開予定。
(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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