大同メタルが後場急伸、3月決算の営業利益16.5%増加、新中期計画に期待

■新中期経営計画では27年度に売上高1500億円、営業利益120億円

 大同メタル工業<7245>(東証プライム)は5月13日の13時に2025年3月期の連結決算と増配、新中期経営計画(2025-2030)などを発表。株価は急激に上値を追い、一時19%高の616円(98円高)まで上げる場面をみせて一気に年初来の高値を更新している。

 25年3月期の連結決算は、売上高が前期比5.9%増の1363億3百万円となり、営業利益は同16.5%増の70億91百万円などと好調だった。労務費増はあったものの、価格転嫁活動により利益減は小幅にとどまり、売上げ増に伴う利益増・為替差益・減価償却費減などにより増益となった。今期・26年3月期の予想も、連結営業利益を12.8%増と想定する。

 新中期経営計画(2025-2030)では、前半3年目の2027年度における「売上高1500億円」、「営業利益120億円」、「営業利益率8%以上」、「ROE8%以上」を中間地点の目標数値とし、最終年度である2030年度には「営業利益率10%以上」、「ROE9%以上」が達成できるよう目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■金融・医療・公共分野に特化した高精度処理、低コストで安全運用可能  NTT<9432>(東証プラ…
  2. ■ジャイアンツ球場隣接の221邸、シニアの健康・交流を支える新拠点に  フージャースホールディング…
  3. ■IT・スタートアップ中心に若手CEO台頭、経営のスピード化が進展  帝国データバンクは10月14…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■気温急低下がシーズンストック相場発進を後押し  今週のコラムでは、バリュー株選好の別の買い切り口…
  2. ■「押し」のAI株より「引き」のバリュー株選好で厳冬関連株の先取り買いも一考余地  「押してだめな…
  3. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  4. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  5. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  6. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る