And Doホールディングスの第3四半期は売上高4.6%減だが近畿エリアでのフランチャイズ加盟が特に順調

(決算速報)

■6月通期の連結業績予想は売上高3.6%増など増収増益予想を継続

 And Doホールディングス<3457>(東証プライム)の2025年6月期・第3四半期連結決算(2024年7月~25年3月・累計)は、売上高が470億円(前年同期比4.6%減)となり、営業利益は16億96百万円(同30.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は事業譲渡益により前年同期を上回り16億86百万円(同12.9%増)となった。

 引き続き、フランチャイズ事業、ハウス・リースバック事業、金融事業、不動産売買事業を成長強化事業として経営資源を集中し、『不動産×金融サービス』の深化及び高収益体質化の促進を図った。

 フランチャイズ事業では、特に近畿エリアでの新規加盟獲得が順調に進み、新規加盟契約は92件、累計加盟店舗数は718件となった。ハウス・リースバック事業では、他社リースバックに関する一部報道によりレピュテーションが低下し、反響数及び新規の仕入契約件数に影響が出た。金融事業では、リバースモーゲージ保証事業が老後の生活資金の確保や介護付き住宅の購入資金など多様なシーンで活用されており、首都圏を中心として新規保証の獲得が進んだ。不動産売買事業では注力する中古住宅再販など住宅系の仕入および売却などが順調に進んだ。

 今期・25年6月期の連結業績見通しは、24年8月に開示した前回予想に変更はなく、売上高は700億円(前期比3.6%増)、営業利益は40億円(同11.5%増)、親会社株主に帰属す当期純利益は26億40百万円(同6.6%の増加)を据え置いた。6月期末配当は1株45円の予定(前期比2円の増配)とした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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