RIZAP、認知症予防で神奈川県立がんセンターと共同研究、chocoZAP会員のデータ活用

■神奈川県みらい未病コホート研究に基づく前向き研究が始動

 RIZAPグループ<2928>(札幌ア)の連結子会社であるRIZAPは5月14日、神奈川県立がんセンターと共同で認知症予防に関するコホート研究を開始したと発表。神奈川県が推進する「神奈川県みらい未病コホート研究」に参画し、健康状態からの網羅的なデータをもとに、運動が脳構造や認知機能に与える影響を科学的に検証する。両者の経営・医療資源を融合し、予防医学の新たなアプローチの確立を目指す取り組みである。

 この共同研究では、RIZAPが運営するコンビニジム「chocoZAP」のライフログデータや運動環境、神奈川県立がんセンターの臨床知見が用いられる。研究テーマは「運動習慣が脳構造に及ぼす変化」と「運動環境が認知機能に与える影響」であり、前向きな追跡型の研究手法によって、生活習慣と認知機能の相関性を明らかにすることを目的とする。

 chocoZAPは月額制で簡便なトレーニングを提供する全国展開のフィットネスジムで、医療機関と連携した「Mini人間ドック」などのサービスも提供している。RIZAPはこれらの利用データを統計的に処理し、認知症予防を含むヘルスケア全般への応用を目指している。今回の研究もその一環であり、「一億総健康社会」の実現に向けた具体的なステップとして位置づけられている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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