帝国電機製作所、「株式会社TEIKOKU」へ商号変更へ、役員報酬制度も刷新

■電気機器事業からポンプ専業へ転換、ブランド力を社名に反映

 帝国電機製作所<6333>(東証プライム)は5月19日、商号を「株式会社TEIKOKU」へ変更し、これに伴う定款の一部改定を2025年6月26日開催予定の定時株主総会に付議することを決定したと発表。新商号は、同社の主力製品であるキャンドモータポンプのブランド「TEIKOKU」を採用し、2026年4月1日付での変更を予定する。創業時の電気機器事業から現在はポンプ事業に注力していることを踏まえ、企業価値向上とブランド統一を目指すもの。

 さらに、同取締役会では、役員報酬制度の見直しとして、「退任時解除型譲渡制限付株式報酬制度」の導入も決議された。この制度は、対象取締役が在任期間中に企業価値向上への貢献を果たし、退任まで株式を保有し続けることを促す目的がある。これにより株主との価値共有を長期的に実現する狙いがある。

 同制度では、退任時に譲渡制限が解除される株式を年額5000万円以内、最大5万株の範囲で交付する方針。あわせて、既存の「在任中解除型」制度は廃止され、未解除の株式は新制度へ移行される。割当契約には譲渡制限や一定条件下での株式無償取得条項が含まれ、制度の透明性とガバナンス強化が図られる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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