【株式市場】前場の日経平均は168円高、米国が対EU50%関税を延期とされ買い安心感が広がる

◆日経平均は3万7329円22銭(168円75銭高)、TOPIXは2742.37ポイント(6.85ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億7222万株

 5月26日(月)前場の東京株式市場は、早朝に米国のEUに対する50%関税の延期が伝えられ、米株価指数先物が時間外取引で高いとされたため日経平均も先物主導で上値を追う始まりとなった。東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が値上がりし、日本製鉄<5401>(東証プライム)も米USスチール買収を巡りトランプ大統領が容認とされてしっかり。ソニーグループ<6758>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)なども高い。ただ、自動車株や大手商社株は上値が重く、日経平均は午前10時過ぎの333円高(3万7493円)まで上げた後にダレ模様となった。

 カヤバ<7242>(東証プライム)が急反発となって高値を更新し朝開示した株主総会招集通知で大株主に旧・村上ファンド系の名があるとされ思惑買い殺到。週末に首相とトランプ大統領が電話で会談とされさくらインターネット<3778>(東証プライム)や日東紡績<3110>(東証プライム)などデータセンター関連株が活況高。エスクリ<2196>(東証プライム)はラオックスとの提携など材料視され急伸。フーバーブレイン<3927>(東証グロース)は安く始まったが切り返して急伸しサイバーセキュリティの脅威を可視化防御する新ソリューションを材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は6億7222万株、売買代金は1兆6541億円。プライム上場1631銘柄のうち、値上がり銘柄数は1021銘柄、値下がり銘柄数は544銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、空運、鉄鋼、サービス、陸運、情報通信、水産農林、証券商品先物、その他製品、医薬品、倉庫運輸、電気機器、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIが「空気読み」戦略立案、自律協調の新技術を発表  NTT(日本電信電話)<9432>(東証プ…
  2. 【デスクワーク時の「ちびだら飲み」がもたらす効果を検証】 ■カフェインだけじゃない、緑茶の新たな可…
  3. ■論理的推論と安全性を大幅向上  OpenAIは8月7日(現地時間)、次世代AIモデル「GPT-5…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  2. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  3. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  4. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…
  5. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  6. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る