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ソニー、米NFLとコーチ用高性能ヘッドセットを共同開発、2025年シーズン全32チームに導入へ
- 2025/7/15 14:43
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■ノイズキャンセリングと耐久性を両立した専用設計
ソニーグループ<6758>(東証プライム)は7月15日、米国プロフットボールリーグ(NFL)と共同で開発したコーチ用ヘッドセットを、2025年のNFLシーズンより導入すると発表した。対象は全32チームであり、1000Xシリーズで培ったノイズキャンセリング技術や音響設計の知見を生かし、コーチ陣の要望に応じて設計された。2024年に両者が締結したテクノロジーパートナーシップのもとで開発が進められたもので、NFLの試合環境に特化した通信性能が特徴である。
同ヘッドセットは、100デシベル超の観客騒音下での明瞭な音声伝達を可能にするノイズキャンセリングアルゴリズムを搭載し、スタジアム環境に最適化されている。また、コーチの声を明確に拾う専用マイクの採用や、極端な気象条件・激しい動きにも対応する堅牢性、装着感の追求など、実用性を重視した設計がなされている。通信には有線ベルトパックを介し、Verizon Businessの5Gソリューションが利用される。
NFLとソニーの協力は今回の導入で一層深化する。サイドラインでの円滑なコミュニケーションが試合の流れに与える影響は大きく、両者の技術と現場知見の融合がその実現を後押しするかたちとなった。グリーンベイ・パッカーズのマット・ラフルール・ヘッドコーチは「スタジアムの喧騒下でも明瞭な音声伝達ができる」と評価しており、今後のNFLにおける技術活用のモデルケースとして注目される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)