日産、追浜工場の車両生産終了へ、車両生産を九州へ統合、再建策の一環

■2027年度末に追浜での生産終了、2400人の雇用に配慮

 日産自動車<7201>(東証プライム)は7月15日、神奈川県横須賀市の追浜工場での車両生産を2027年度末で終了し、生産機能を日産自動車九州株式会社に統合すると発表した。これは、同社が進める経営再建計画「Re:Nissan」に基づき、生産拠点の見直しを進める中での判断であり、現行モデルや今後の新モデルについては九州工場での生産へ切り替える。同工場の研究施設や試験場、専用埠頭などの他機能は引き続き運営される。

 追浜工場は1961年に操業を開始し、これまで累計1,780万台以上を生産してきたが、今後の雇用や設備活用については、従業員や労働組合と協議のうえ決定する。日産はこの移管により、生産集約によるコスト削減と競争力強化を図る方針で、日本国内の生産体制を最適化することにより、商品利益率の向上と将来の成長へつなげる狙いがある。

 同社は「Re:Nissan」において、グローバル生産能力を中国を除いて350万台から250万台へ縮小し、稼働率100%維持を目指している。現在17ある生産拠点を10に集約する計画も進行中であり、追浜の車両生産移管はその象徴的な一手となる。エスピノーサCEOは「持続可能な未来を築くための重要な一歩」と強調し、追浜地域との関係維持に取り組む姿勢を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■上場来高値更新の金先物、産金・再資源化・再販株に資金集結  当コラムでは昨年来、何度も金関連株を…
  2. ■地政学リスクの影が迫る市場、ヘッジ先は金関連株にあり  しばしばニュースで報じられる高齢ドライバ…
  3. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  4. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  5.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  6. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る