清水建設、自律施工型ブルドーザー「Smart Dozer」実証開始、建設現場の省人化へ

■熟練作業員の減少に対応、自律運転で生産性を向上

 清水建設<1803>(東証プライム)は7月15日、自律施工型ブルドーザー「Smart Dozer」による盛土工事の実証施工を開始すると発表した。同社はボッシュエンジニアリング、山﨑建設と共同で、建設現場の省人化を目的とした無人化施工技術の開発を進めており、実証フィールドでの動作検証を経て、2025年内の現場適用を目指している。「Smart Dozer」には、周囲の状況を自動で認識し、施工経路を自律的に判断・走行する高度な制御機能が実装されている。

 建設業界では高齢化の進行により熟練作業員の減少が課題となっており、省人化・無人化技術の導入が喫緊の対応策とされている。3社は2020年度からブルドーザーによる盛土作業の自動運転に取り組んできた。2024年度には土砂や機械、人などを高精度で識別し、地形の変化をリアルタイムに把握する環境認識システムと、自律制御システムを開発。プログラムに基づいた敷均し作業の自動化を可能にした。

 実証では、移動経路や施工エリア内の動作を自動で導き出す経路自動生成ソフトを組み込むことで、機械自身が最適な施工を判断する自律運転を実現する。環境認識機能の一部は、国土交通省の「宇宙無人建設革新技術開発」の一環として受託されたものであり、同社は今後ブルドーザーにとどまらず、他の建設機械への展開も進め、無人化施工の実用化を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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