グリーンエナジー・プラス、ENEOSリニューアブル・エナジーと中部エリアで低圧太陽光バルク開発協業開始

■バルクスキーム活用で効率的な発電容量確保を実現、開発難易度高まる環境下で迅速推進

 グリーンエナジー&カンパニー<1436>(東証グロース)の連結子会社であるグリーンエナジー・プラスとENEOSリニューアブル・エナジーは6月4日、中部エリアにおける低圧太陽光発電所のバルク開発で協業を開始すると発表した。再生可能エネルギーの導入拡大が求められる中、大規模太陽光発電所の開発適地が限定的になっている状況を受け、両社の専門性を組み合わせて効率的な発電所開発を推進する。

 協業の具体的な内容として、グリーンエナジー・プラスが開発・建設した太陽光発電所をERE グループが譲り受ける形で進められる。2026年までに50件、合計設備容量5MW規模の発電所について順次着工・建設を行い、2026年中に全ての発電所の商業運転開始を目指す計画だ。バルクスキームを採用することで、複数の発電所を同時並行的に開発・建設し、効率的に大規模な発電容量を確保する手法を取る。

■いえとち不動産を子会社化

 一方、グリーンエナジー&カンパニーの子会社であるグリーンエナジー・ライフが、いえとち不動産の全株式を取得し子会社化したことも発表された。この買収により「製販分離」の組織体制を導入し、商品開発部門と営業部門を分離することで、商品企画力の向上と販売力の強化を図る。いえとち不動産は1980年12月設立の不動産業者で、資本金1000万円、直近の売上高は1700万円となっている。両社は今回の協業と買収を通じて、再生可能エネルギーのさらなる普及と持続可能な社会の実現に貢献していく方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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