
■独自アルゴリズムで年間数億円の運航コスト削減へ
エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は6月6日、出光興産<5019>(東証プライム)に対し、海外原油輸送の配船計画を最適化するシステムを開発・提供したと発表。2025年4月から段階的に運用を開始しており、独自アルゴリズムにより計画立案時間を最大40%削減。年間数億円規模の運航コスト削減が見込まれる。
両社は2022年に業務提携を締結し、出光興産の事業アセットとエクサウィザーズのAI技術を融合させた取り組みを推進。熟練者の知見を反映したアルゴリズムを開発し、安定供給とコスト最小化を両立させた。
システム開発では、港や船、製油所の制約を考慮しつつ、複数シナリオの比較や人的判断が可能な機能を実装。実務要件と計算時間の最適化を図り、幅広いユースケースに対応できる仕組みを構築した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)