アストロスケールHDの英国子会社、英国国防省から宇宙天気観測で515万ポンドの契約を獲得

■小型衛星編隊で宇宙状況把握(SSA)強化を運用へ

 アストロスケールホールディングス<186A>(東証グロース)の英国子会社アストロスケール英国は6月16日、英国国防省の国防科学技術研究所(Dstl)との間で、宇宙状況把握(SSA)能力強化を目的とする総額515万ポンド(約10億3000万円)の契約を締結したと発表した。同契約は、宇宙天気や軌道混雑など多様化する宇宙の脅威に対応する「オルフェウス(Orpheus)ミッション」の一環であり、アストロスケール英国は小型衛星2機を編隊飛行させ、重要な観測データを収集する運用を担う。

 このミッションには、衛星の設計・製造を行う英Open Cosmos、観測機器を提供する米国海軍研究所や英国の大学・企業などが参画しており、宇宙天気と電離層の変動を高精度に観測する体制を構築する。設計から打上げ、運用までを3年間で実施する計画で、英国および同盟国の宇宙インフラ保護に資する知見が期待されている。

 契約はBAEシステムズがリードする「Serapisフレームワーク」内で締結されており、これによりアストロスケール英国の軌道上サービスに関する実績と信頼性が一層高まる。持続可能な宇宙環境の確立を目指すアストロスケールは、ELSA-dやADRAS-Jなど過去の軌道上実証に続き、国際協調を基盤とした宇宙安全保障に寄与する技術と運用力をさらに展開していく構えである。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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