JトラストグループのJTG証券がインドのスタートアップ企業に投資機会を提供する企業と提携

■匿名組合員(ファンドへの出資者)によるファンドでスタートアップの株式を取得

 Jトラスト<8508>(東証スタンダード)グループのJTG証券(Jトラストグローバル証券)は、インドのスタートアップ企業への投資機会を提供するENRISSION INDIA CAPITAL株式会社(京都府、柿本優祐代表取締役)と、インドスタートアップ企業への投資機会の提供の拡大を進めていくことに関し、6月25日付で業務提携した。6月27日午前発表した。

 ENRISSION INDIA CAPITALは「投資を通じて日本とインドの発展に貢献する」というミッションのもと、インド工科大学発スタートアップ企業に対する投資の支援を行っている。JTG証券は、ENRISSION INDIA CAPITALを営業者として組成するファンド(以下「ファンド」)への出資に関心のある、特定投資家に準ずる富裕層のJTG証券のお客さまをENRISSION INDIA CAPITALに紹介する。

■ファンドのスキームと業務提携内容

 ENRISSION INDIA CAPITALは、日系企業や投資家と、インドで事業を展開するスタートアップ企業との架け橋となり、自身が組成・運用するファンドを通じてスタートアップ企業に出資することで、社会課題解決に取り組む起業家を支援することに積極的に取り組んでいる。

 ファンドは、日本国の商法に基づき、ENRISSION INDIA CAPITALを営業者として、匿名組合出資の形態で組成され、複数の匿名組合員(ファンドへの出資者)により構成される金融商品。営業者は、金融商品取引法第63条に基づく適格機関投資家等特例業務の届出を行ったうえで、自ら匿名組合持分を募集する。ファンドは、匿名組合員からの出資金を原資として、インドで事業を展開するスタートアップ企業からENRISSION INDIA CAPITALが選定した出資対象企業の株式を取得し、運用される。

■JTG証券:矢田耕一代表取締役社長の話

「当社は『海外投資』『スタートアップ企業の応援』『ウェルスマネジメント』という3つのコア領域において付加価値創造に取り組んでおり、ENRISSION INDIA CAPITALとの業務提携は、当社の取組内容と親和性の高いものであると考えている。今回の業務提携により、当社のお客さまに対し、世界一の人口を抱えるインドというマーケットへのオルタナティブ投資の機会の提供、投資を通してインドが抱える社会課題解決に取り組むスタートアップ企業の支援、資産の分散やパフォーマンスの提供ができるものと考えている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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