新家工業、三宅金属を完全子会社化へ、ステンレス事業強化を目的に
- 2025/7/3 08:19
- IR企業情報

■老舗ステンレス加工企業を取り込み、グループ力を拡充
新家工業<7305>(東証スタンダード)は7月2日、三宅金属(大阪市西淀川区)の全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。三宅金属はステンレス鋼の加工と金属製フィルターの販売に強みを持ち、1959年設立の老舗企業である。
同社は、2024年に策定した「長期ビジョン2033」および「中期経営計画2026」に基づき、企業価値向上を目指した成長戦略を推進している。今回の子会社化により、三宅金属の技術力と顧客基盤を取り込むことで、グループ全体のシナジーを高め、ステンレス事業の強化を図る狙いがある。
取得した株式数は41,400株で、取得前の持分比率は0%、取得後は100%となる。株式譲渡契約の締結日は6月10日で、実行日は7月2日。取得価額は非開示とされている。三宅金属の2025年3月期の売上高は6億3,432万円、当期純利益は3,338万円だった。今回の連結子会社化による当面の業績影響は軽微としているが、今後重要な変化があれば速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)