レナサイエンスが一段高、抗がん剤治に関する試験の進展を連日材料視、ついに上場来の高値を更新

■トランプ関税を避け値幅狙いの資金がバイオ材料株にシフトする動きも

 レナサイエンス<4889>(東証グロース)は7月10日、一段高となり、午前9時半前から何度もストップ高の2933円(500円高、21%高)で売買され、約5か月ぶりに上場来の高値を更新している。7月3日に「非小細胞性肺がんに対するニボルマブとPAI-1阻害薬(RS5614)併用療法の第Ⅱ相試験における症例登録終了」を発表し、翌4日からストップ高を交えて断続的に急伸、8日に発表した「日本血栓止血学会誌への当社PAI-1阻害薬の臨床試験に関する論文掲載」のニュースリリースも買い材料視されて一段高となっている。

 発表によると、同社は、複数の抗がん剤治療歴を有する切除不能な進行・再発の非小細胞性肺がん患者(3次治療患者)を対象に、ニボルマブとRS5614との併用投与の有効性及び安全性を検討する第Ⅱ相試験を、2023年9月から広島大学、島根大学、岡山大学、鳥取大学、四国がんセンター、広島市民病院で実施しており、25年7月3日に登録を終了した。今後、投与期間(最大24週間)を経て、本試験の評価、データ解析の結果を治験総括報告書にまとめる予定。株式市場では、日経平均構成銘柄などにトランプ関税を巡る不透明感があるためか、値幅狙いの資金がバイオ材料株にシフトする動きがあるとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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