
■「新たな事業(暗号資産投資事業)の開始」を連日好感
TORICO<7138>(東証グロース)は7月11日、一段高となり、午前10時半にかけて一時ストップ高の1493円(600円高、67%高)まで上げ、3日連続ストップ高の場面を見せて急騰相場となっている。7月8日に「新たな事業(暗号資産投資事業)の開始に関するお知らせ」を発表し、翌日に急伸。7月10日は、「ビットコインが最高値更新、米株高に連動、一時11万2000ドル突破」(日経電子版7月10日午前10時台)と伝えられたため買いが拡大し、11日も「ビットコイン一時11万6000ドル台と最高値、トランプ氏『天井知らず』」(同7月11日朝)と伝えられた上、ストップ高(制限値幅)の臨時拡大が適用され、投機資金の流入が一段と活発化したようだ。
ビットコイン関連株は、セレス<3696>(東証プライム)が次第に上げ幅を広げて戻り高値に進んでおり、メタプラネット<3350>(東証スタンダード)は小反発。一方、ANAPホールディングス<3189>(東証スタンダード)は朝方を除いて小安く反落模様。株式市場関係者の中には、TORICOは最高値で事業を始めることになるため、投資家の発想でいえば様子を見たい局面といった見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)