フォーシーズHD、Web3.0活用で新事業開始、再生可能エネルギーと金融サービスを強化

■負担金予測システムとビットコイン投資を柱に

 フォーシーズHD<3726>(東証スタンダード)は7月11日、次世代インターネット技術「Web3.0」を活用した新事業の開始を発表した。新たな事業は、再生可能エネルギー分野における負担金予測システムの共同開発と、暗号資産を活用した金融サービスの2本柱で構成される。化粧品・健康食品や再生可能エネルギーなどの既存事業に加え、ブロックチェーンやAI、IoTといった技術を取り入れることで、企業価値の向上を図る方針である。

 まず再生可能エネルギー分野では、固定価格買取制度などに伴う負担金の将来予測を目的としたシステムを外部企業と共同開発し、7月後半から8月にかけて完成予定としている。同社が参入した太陽光発電や蓄電池事業において、このシステムが精緻な土地取得計画や効率的運営を可能とし、今後の事業展開を支える中核となる見込みだ。さらに個人データの分散管理や、製品の透明性強化に向けたブロックチェーンの活用も見据えている。

 金融事業では、デジタル資産として信頼性が高まるビットコインへの投資を通じて、財務健全性の向上と企業価値の長期的な強化を目指す。運用はリスク管理体制のもと、外部専門家と連携して段階的に進められる予定である。現時点で特別支出は未定であり、業績への影響も精査中としているが、今後の業務提携や運用状況については決定次第開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■昔ながらの味わいを現代風にアレンジ、全国スーパーなどで展開  第一屋製パン<2215>(東証スタ…
  2.  日清食品ホールディングス<2897>(東証プライム)傘下の日清食品は8月18日、「カップヌードル…
  3. ■世界が注目する学問を豊富な事例とイラストで紹介  学研ホールディングス<9470>(東証プライム…
2025年10月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■東京市場、リスクオンとリスクオフが交錯、安全資産関連株に注目  週明けの東京市場は、米国株反発に…
  2. ■公明党離脱ショック一服、臨時国会控え市場は模索  またまた「TACO(トランプはいつも尻込みして…
  3. ■自民党人事でハト派ムード先行、逆張りで妙味狙う投資戦略も  今週の当コラムは、ハト派総裁とタカ派…
  4. ■総裁選関連株が再び脚光、政権交代期待が市場を刺激  今週の最注目銘柄は、さいか屋<8254>(東…
  5. ■金先物関連株、最高値更新で安全資産需要が強まる  日本取引所グループ<8697>は9月24日、今…
  6. ■石破首相辞任表明後も市場は急落回避、投資家の買い意欲継続  「一寸先」は、不確実で予測が難しい。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る