
■造船産業の振興に乗り上げ相場を形成しており好材料に反応しやすい様子
三井E&S・HD(三井E&Sホールディングス)<7003>(東証プライム)は7月17日、再び一段高となり、取引開始後は19%高の3120円(497円高)まで上げ、約半月ぶりに上場来の高値を更新している。舶用推進システム、舶用エンジン、水理実験設備などを手がけ、今朝は「政府、深海調査母船を新造へ、レアアース開発に弾み」(日本経済新聞7月17日付朝刊)と伝えられ、買い材料視されている。このところは、米国の国家戦略とともに造船産業の振興に向けた政府の取り組みが買い材料視されて上げ相場を形成しており、類似したニュースに反応しやすくなっているようだ。上場来初の3000円台に進んでいる。
海洋資源の開発や深海調査に現在使用されている調査船「よこすか」は竣工から35年たって老朽化が進んでいることから、「政府は深海調査を推進するため、無人探査機などを搭載する調査母船を新造する」(同)などと伝えられた。内海造船<7018>(東証スタンダード)、赤阪鐵工所<6022>(東証スタンダード)なども高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)