
■引き続き2030年度末までに約2兆円の株主還元の遂行を目指す
セブン&アイHD(セブン&アイ・ホールディングス)<3382>(東証プライム)は7月17日、大きく下押す相場となり、午前10時30分にかけて8%安の2032.5円(177.5円安)まで下げて売買交錯となっている。朝、「クシュタール、セブン&アイへの買収提案撤回、真摯な協議なされず」(ロイターニュース7月17日朝)などとクシュタール社の「撤退」が伝えられ、東証は事実確認のため午前8時20分からセブン&アイHD株式の売買を一時停止した。午前10時16分に売買を再開したところ、売り先行となった。
セブン&アイHDは午前10時に見解を発表し、アリマンタシォン・クシュタール社(以下「ACT社」)が対外的に発表したリリースについて確認した上で、「ACT社の決定については不本意ではあり、ACT社が発表したリリース上の数多くの誤った記述について賛同しかねるものの想定され得たものとして受け止めている」などとした。引き続き、北米コンビニエンスストア事業のIPOによって、2030年度末までに約2兆円の自己株式取得を通じた株主還元の遂行を目指す」。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)