ソフトクリエイト、生成AI「Safe AI Gateway」に個人情報保護や資料作成自動化などの新機能を追加

■安全性と効率性を強化し、企業・団体のAI活用を促進

 ソフトクリエイトホールディングス<3371>(東証プライム)傘下のソフトクリエイト(本社:東京都渋谷区)は7月24日、企業・団体向け生成AIサービス「Safe AI Gateway」に、個人情報保護機能や資料作成自動化機能など4つの新機能を追加したと発表した。これにより、情報セキュリティの向上と業務効率の両立を図り、企業・団体のAI活用を一層後押しする。同リリースで追加された機能は「Safe AI Gateway ver.3.11」に搭載され、2025年7月24日(木)から提供を開始した。

【新機能の概要】

■個人情報マスク機能(特許技術を応用)

 企業におけるAI活用において重要視される「個人情報」の取り扱いに対応した。当社が取得した特許技術(登録番号:特許7558541)を活用し、質問内容に個人情報が含まれていると判定された場合に、自動的に回答を拒否する機能を搭載している。チャットボットごとに同機能のON/OFF設定が可能であり、社内規程や運用ルールに応じた柔軟な対応が可能である。また、氏名、住所、電話番号などの個人情報を「*」でマスクして出力する仕組みも備えている。

■PowerPoint生成機能

 生成AIとのやり取り内容から、ワンクリックでPowerPointファイルを自動生成・ダウンロードできるようになった。自社独自のスライドマスター登録にも対応しており、資料作成や会議準備の効率化を実現する。簡易なプロンプト入力後、登録済みスライドマスターに応じたPowerPointファイルを自動作成する仕組みである。

■トークン数の実質無制限化

 ワイドプランおよびマルチテナントプランにおいては、AIのトークン利用が上限に達した場合、自動的に下位モデルへ切り替える機能を導入した。これにより作業が中断されることなく、継続してAIを利用可能となった。大規模データ処理や長時間業務、繁忙期の集中的な活用にも対応でき、柔軟かつ快適なAI運用が実現する。

■Gemini最新モデルの追加

 Googleの最新AI「Gemini 2.5 Pro」「Gemini 2.5 Flash」(※2025年7月24日時点)を新たに搭載した。従来のGemini 1.5シリーズと比較して、推論精度やマルチモーダル理解、長文処理能力が大幅に向上しており、より高度なAI活用が可能となる。

【利用条件および価格について】

 同リリースで追加された新機能は、追加費用なく利用可能である(一部プランに制限あり)。トークン数実質無制限化機能およびGemini 2.5 Proは、ワイドプランおよびマルチテナントプランにて提供される。個人情報マスク機能、PowerPoint生成機能、Gemini 2.5 Flashは、すべてのプランで利用可能である。

【進化を続けるSafe AI Gateway】
 Safe AI Gatewayは「仕事でも安心して使えるAI」を掲げ、セキュリティと利便性の両立を追求している。チャット履歴やデータはAIの学習に使用されず、第三者によるセキュリティチェックや分離管理されたデータ保管により、安全な利用環境を提供している。今後もユーザーの要望や社会的変化に応じて、機能強化と拡張を継続していく。

【ソフトクリエイトについて】

 ソフトクリエイトは、企業の変革に欠かせないベストパートナーを目指し、総合的なITサービスを提供している。主な事業はクラウド、セキュリティ強化、AI・DX支援、ITインフラ構築であり、最適なテクノロジーを通じた「価値の提供」によって、顧客のビジネスを支援している。40年以上の実績を基に、日本全国の企業にサービスを提供し続けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  2. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…
  3. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  4. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  5. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  6. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る