ispaceとブリヂストン、月面探査車用タイヤの実用化へ基本合意を締結、2029年の実用化を視野

■日本発の宇宙企業が協業、中小型探査車で月面技術を検証

 ispace(アイスペース)<9348>(東証グロース)は7月31日、中小型月面探査車向けタイヤの実用化を目指し、ブリヂストン<5108>(東証プライム)と基本合意書を締結したと発表した。両社は、ispaceが開発する月面探査車に、ブリヂストンの弾性タイヤを搭載して地上での走行性能などを検証し、2029年頃の実用化を視野に入れて共同開発を進めていく。将来的には、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の宇宙戦略基金の活用も見据え、月面での技術実証と事業性の確立を目指す。

 ispaceは、月面での自走・撮影・水資源探査機能を備えた小型探査車「マイクロローバー」の開発を進めており、ブリヂストンが開発した金属製スポークを採用した柔軟なタイヤを用いて、岩などの障害物を乗り越える性能の確認を行う。両社の協業により、日本発の宇宙技術の発展と民間による月面探査の実現が期待される。

 ispaceは民間による月面輸送サービスやデータサービスを展開するスタートアップ企業で、すでに複数のミッションを実施し実績を重ねている。一方のブリヂストンは、地上用で培った「AirFree」技術を応用したタイヤ開発に注力しており、宇宙モビリティの進化に貢献する姿勢を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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