スギホールディングス、8月度売上既存店2.4%増、全店13.9%増、調剤48.5%増

■ドラッグストア堅調、調剤事業が収益拡大を牽引

 スギホールディングス<7649>(東証プライム・名証プレミア)は9月12日、2025年8月度の月次営業速報を発表した。既存店売上高は前年同月比2.4%増と堅調に推移し、内訳はドラッグストア事業が1.4%増、調剤事業が6.1%増となった。全店ベースでは売上高が前年同月比13.9%増と大きく伸び、ドラッグストア事業が4.9%増、調剤事業は48.5%増と際立った伸びを示した。

 同月は新規出店が9店舗、退店が5店舗あり、8月末時点のグループ総拠点数は2,279店舗となった。関東エリアでは東京都や神奈川県で出店が続き、中部・関西エリアでも店舗網の拡大が確認された。一方で、愛知県や埼玉県など一部地域では複数店舗の退店が発生し、地域ごとの出退店の動きが鮮明となった。

 スギ薬局グループはドラッグストアと調剤薬局の複合展開を進めており、調剤事業の売上拡大が全体を大きく押し上げている。調剤事業の強化は高齢化社会への対応と医療ニーズの拡大に合致するものであり、今後も収益基盤の安定化に寄与するとみられる。同社は今後も積極的な新規出店と調剤事業の拡大を進め、店舗網の一層の拡充を図る方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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