イトーキ、ミニマムなデザインとエルゴノミクスがかなえる現代のワークチェア「SHIGA」を発売、静けさと快適性を融合

■ミニマムデザインとエルゴノミクスを両立、12月より順次発売

 イトーキ<7972>(東証プライム)は11月10日、プロダクトデザイナーの柴田文江氏と共同開発した新作ワークチェア「SHIGA(シガ)」を12月より発売すると発表した。空間に静けさをもたらす端正なデザインと、エルゴノミクス(人間工学)に基づく快適な座り心地を両立したのが特徴である。法人・個人を問わず販売し、東京・京橋のショールーム「ZA SALON TOKYO」で11月13日から試座が可能となる。

 開発の背景として、ハイブリッドワークの定着に伴うオフィス空間の再定義を挙げている。働く場所の自由度が増す中で、イトーキは「静けさ」「美しさ」「快適性」を兼ね備えたチェアを追求。背と座の間に余白を設けて光と風を通すデザインを採用し、圧迫感のない軽やかな印象を実現した。従来のタスクチェアに見られる重厚な造形を排し、使用者の姿を引き立てるシンプルな構造美を追求した。

 エルゴノミクス技術を取り入れた快適性を解説。座面下に収めた極薄のメカボックスには「アンクルムーブ・シンクロロッキング」を搭載し、くるぶしを支点に背と座が連動して傾く構造を採用。自然な姿勢変化を支え、最大15度までのロッキングが可能である。操作レバーは1本化され、昇降や角度固定を容易にしたほか、アルミ製アームレストが上質感を演出している。

 約500通りのバリエーションと日本製の品質が強調されている。サテン塗装やグロス塗装など7種のフレーム仕上げ、20色の張地を組み合わせ、オフィスから家庭まで幅広い空間に対応。「SHIGA」の名称は製造拠点である滋賀県近江八幡市のイトーキ滋賀工場に由来し、同工場の技術とクラフトマンシップを結集した。価格は13万3430円(税込)からで、公式オンラインショップや大手ECサイトで販売される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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