シャープ、「スリーゼロ」と「direct」連携開始、アルコール測定を業務チャットで管理

■道路交通法改正に対応、安全運転管理者の負担を軽減

 シャープ<6753>(東証プライム)は9月26日、アルコールチェック管理サービス「スリーゼロ」と、L is Bが提供する現場向けビジネスチャット「direct(ダイレクト)」の連携を開始した。道路交通法改正により一定台数以上の社用車を持つ事業所では安全運転管理者がアルコール検知器による測定結果を管理することが義務化されており、同サービスはクラウド上で測定から承認まで一括管理を可能にしている。今回の連携により、業務チャットを通じて測定データを効率的に取り扱えるようになった。

 「direct」は建設、インフラ、製造など運転業務を伴う業界を中心に5500社以上で利用されている。今回の仕組みでは、運転者が市販の検知器で測定後に「スリーゼロ」アプリから結果を送信すると、自動的に「direct」のトークルームに投稿される。安全運転管理者はチャット上で直ちに確認や承認を行うことができ、日常業務で使用するプラットフォーム上で管理が完結することで効率性が高まる。

 さらに、トークルームはプロジェクトや現場ごとに容易にグループ設定が可能で、メンバー交代が頻繁な環境でも柔軟に活用できる。130機種以上の市販検知器に対応しており、幅広い現場に導入可能な点も特徴である。今回の連携により、アルコールチェックの確実性と業務効率化を同時に進める仕組みが整ったといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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