ヤマハ発動機、7軸協働ロボット「Yamaha Motor Cobot」発売、人と共に働く新モデル

■トルクセンサ搭載で繊細な動作と高い安全性を実現

 ヤマハ発動機<7272>(東証プライム)は10月23日、同社初となる市販型協働ロボット「Yamaha Motor Cobot(ヤマハ モーター コボット)」を発売したと発表した。人間の腕に近い動作自由度を持つ7軸構成を採用し、狭小空間での作業や障害物を避けた複雑な動作を可能にした点が特徴である。全軸に高精度トルクセンサを内蔵し、コンプライアンス制御により柔軟な動作と安全性を両立した。専用コントローラも同時発売し、DC48V入力対応により、AGV(自動搬送機)やAMR(自律走行搬送ロボット)との電源共通化を実現した。協働作業と高速動作の両モードを備え、最大アーム長1300mm、最大可搬質量10kgと高い汎用性を有する。

 同ロボットは第三者認証機関TUV SUD(テュフズード)の機能安全認証取得を見込み、すでに袋井南工場で実証運用を開始している。外力を即座に感知して動作停止する設定も可能で、高い作業安全性を確保。さらに、命令ブロックを組み合わせて直感的に操作できるビジュアルプログラミングを採用し、初心者でも扱いやすい点を強調する。アームは角を排した曲面デザインと艶消し塗装により、人と共に動作しても威圧感を与えない設計とした。

 ヤマハ発動機は従来から単軸ロボットやスカラロボット、リニアコンベアモジュールなど多様な自動化機器を展開しており、今回の協働ロボット投入により、生産現場へのトータルソリューションを一層強化する方針だ。多品種少量生産の拡大や人手不足を背景に、協働ロボット市場は世界的に拡大しており、同社は自動車・家電・金属加工分野に加え、食品・衣料・化粧品産業など新たな市場の需要獲得を狙う。販売計画はシリーズ合計で初年度150台を見込むとしており、柔軟な生産体制を支える次世代自動化ソリューションとして普及を目指す。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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