OpenAI、新ブラウザ「ChatGPT Atlas」を公開、AIがネット作業を支援

■サイドバーで要約・比較・予約を自動化、日常業務を効率化

 OpenAIは10月23日、AIブラウザ機能「ChatGPT Atlas(アトラス)」を正式発表した。ユーザーが閲覧中のウェブページを即座に要約・分析し、商品比較や予約手続きなども支援するAIブラウザである。サイドバーから起動できる「サイドチャット」や、指示に基づき自動で操作を代行する「エージェント機能」を備え、作業効率を大幅に高める。記事要約や資料分析を瞬時に行える点が特徴で、一般ユーザーからビジネス層まで幅広く活用が見込まれる。

■閲覧データは7日以内に自動削除、フィルタで機密情報を保護

 同機能は「ブラウザメモリ」により、ユーザーの行動や閲覧内容を一時的に記録し、より関連性の高い提案を行う仕組みを採用している。記憶させる情報は利用者が自由に選べ、保存データは最長7日以内に自動削除される。さらに、アダルトサイトや金融情報などの機密性が高いウェブページは要約処理を完全に遮断するなど、個人情報保護に重点を置いた設計となっている。こうしたフィルタリングにより、利便性とプライバシーの両立を実現している。

■シークレットモードと企業向け管理機能で高度なプライバシー制御

 また、「データコントロール」ページでは、AIモデルのトレーニング対象とするかどうかをユーザー自身が設定できる。ブラウジング履歴や共有リンク、アーカイブチャットの削除・管理も細かく制御可能で、利用状況に応じた柔軟なデータ管理が行える。ビジネスおよびエンタープライズ利用では、管理者がデータポリシーを設定でき、業務用途にも適したセキュリティ水準を確保している。

 さらに、履歴を残さずに利用できる「シークレットモード」や、ローカルデバイス上で要約を完結させる設定も用意されている。閲覧情報や入力データはサーバーに保存されず、チャット履歴も30日後に自動削除される。OpenAIは、Atlasを通じて「安全性と利便性を両立した新しいウェブ体験」を提供し、AIによるブラウジング支援の標準化を目指す方針を示している。

 現時点で「ChatGPT Atlas」はmacOS版のみで提供されているが、OpenAIは今後、Windows版や他の主要プラットフォームへの展開も予定していると説明している。段階的なリリースを通じて、より多くのユーザーがAIブラウジング機能を利用できる環境の整備を進める方針である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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