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KDDI、大阪堺にAIデータセンターを開設、NVIDIA最新サーバーで国内産業を支援
- 2025/10/28 20:07
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■NVIDIA「GB200 NVL72」搭載、AI学習・推論に特化した最新設備
KDDI<9433>(東証プライム)は10月28日、2026年1月下旬から最新世代のAIサーバーを搭載した「大阪堺データセンター」を稼働させると発表した。同施設はNVIDIAの「GB200 NVL72」を採用し、シャープ堺工場跡地の電力・冷却インフラを活用して短期間で構築された。KDDIが長年蓄積したデータセンター運営ノウハウと水冷技術を生かし、国内産業のAI活用基盤として高い信頼性と計算能力を提供する。
同センターは、法人向けに高性能GPUを提供するほか、グーグルの生成AIモデル「Gemini」のオンプレミス版を活用した共同開発を進める。これにより、AIの学習や推論を国内で安全に実行できる「ソブリン性」を確保し、映像監視データや企業機密情報の処理など、セキュリティ要求の高い分野にも対応可能となる。また、KDDIの広帯域ネットワークと全国データセンター群を統合運用し、大容量データの伝送と解析を最適化する。
建物は地上4階・延床面積約5万7000平方メートルで、再生可能エネルギー由来の電力を100%使用する環境配慮型施設として運営される。工場跡地の再活用により、電力供給や冷却効率を最大化しつつ、最新GPU性能を安定稼働させる設計となっている。KDDIは10月28日から29日にかけて開催する「KDDI SUMMIT 2025」で同センターと関連サービスを紹介し、産業界のDXとAI導入を後押しする方針を示した。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)























