JR東日本、Suica刷新へ、新コード決済導入と“ペンギン”卒業発表
- 2025/11/11 14:41
- IR企業情報

■チャージ上限30万円まで拡大、地域・店舗限定バリューや給付金受取機能を新搭載
JR東日本(東日本旅客鉄道)<9020>(東証プライム)は11月11日、「Suica Renaissance」第2弾の取り組みとして、2026年秋にモバイルSuicaアプリへ新たなコード決済機能を導入すると発表した。これにより、従来のSuicaの利用上限である2万円を超える決済が可能となり、チャージ上限は最大30万円まで拡大する。ビューカード連携により、事前チャージ不要でクレジットカード利用枠内の買い物にも対応するなど、利便性の大幅な向上を図る。
新機能では、利用者間でバリューを送受できる機能や、地域・店舗限定のバリューおよびクーポン発行機能を新たに実装する。これにより、自治体が給付金やポイント還元を付与できる仕組みを整え、地域経済や観光地での活用を促進する。同社は「移動と少額決済のデバイス」から、顧客と地域を結ぶ「生活のデバイス」へと進化させる構想を掲げ、決済・地域・行政を横断する新たなエコシステム形成を目指す。
また、2001年度のSuica誕生以来シンボルとして親しまれてきた「Suicaのペンギン」は、25周年を迎える2026年度末で卒業する予定である。新キャラクターは、進化するSuicaの姿を象徴する存在として顧客参加型で選定される見通しで、同社は今後詳細を発表するとしている。ペンギン卒業にあわせ、感謝キャンペーンも順次展開する計画である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)





















