【2026年恵方巻価格調査】平均1173円、2年連続10%超上昇、コメ高騰が影響

■恵方巻高騰続く一方、海鮮系は値上げ抑制

 帝国データバンクは1月21日、2026年節分シーズンにおける「恵方巻」の価格動向調査を発表した。全国の大手コンビニエンスストア、外食チェーン、スーパー、日本料理店など計104社を対象に分析した結果、一般的な五目・七目の恵方巻(太巻1本)の平均価格は1173円となり、前年から11.7%上昇した。2年連続で前年比10%超の値上げとなり、金額ベースでは比較可能な直近4シーズンで最大の引き上げ幅となった。

 一方、海鮮恵方巻の平均価格は1875円と、前年から5円、0.3%の小幅な上昇にとどまった。値上げ幅は過去4シーズンで最も小さく、一般の恵方巻との平均価格差は702円と、前年より118円縮小した。恵方巻の値上げが顕著となるなか、相対的に海鮮恵方巻の「お買い得感」が高まる結果となった。

■原材料高と節約志向が交錯、価格維持・値下げも3割超

 価格動向をみると、恵方巻を販売する59社のうち、値上げ幅が「100円未満」が約3割を占めた一方、「据え置き・値下げ」も32.2%と3分の1に達し、価格判断は分かれた。回転すしチェーンや食品スーパーなど、前年に400~700円台だった商品での大幅な値上げが平均価格を押し上げた。他方、海鮮恵方巻では「据え置き・値下げ」が27.8%と増加し、値上げは総じて抑制された。

 背景には、コメや海苔をはじめ、かんぴょう、鶏卵、水産品など原材料価格の高騰がある。節約志向の高まりを受け、企業側は商品構成の見直しやサイズ変更、予約販売の徹底などで対応を進めている。帝国データバンクは、2026年の恵方巻商戦について、高価格帯と低価格帯の二極化が進む一方、特に海鮮系では価格上昇にブレーキがかかり、消費者にとって選択肢の広がるシーズンになるとみている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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