【業績でみる株価】中央物産の17年3月期第2四半期は累計を増額修正、レンジ上放れて上げ足に弾み

 中央物産<9852>(JQ)は8月5日、17年3月期第2四半期累計業績予想を増額修正した。通期予想は据え置いたが第1四半期の進捗率が高水準であり、通期も増額の可能性が高いだろう。株価は年初来高値を更新して13年以降のボックスレンジから上放れの動きを強めている。上げ足に弾みがつきそうだ。

■第1四半期大幅増益で第2四半期累計予想を増額修正、通期も増額の可能性

 8月5日発表した17年3月期第1四半期連結業績は前年同期比8.0%増収となり、55.7%営業増益、59.6%%経常増益、2.2倍最終増益と各利益は大幅増益だった。マーケティング&セールス活動の強化などの成果で当初見込みに対して売上が好調に推移した。

 第1四半期が計画超となったため、第2四半期累計予想について売上高を15億円、営業利益を1億80百万円、経常利益を1億90百万円、純利益を1億90百万円、各々増額修正した。通期予想は不確定要素が多いとして据え置いたが、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が26.5%、営業利益が50.5%、経常利益が52.5%、純利益が56.7%と高水準である。通期予想は増額の可能性が高いだろう。

■株価はボックスレンジ上放れて上げ足に弾み

 株価は7月29日に年初来高値483円まで上伸している。そして13年以降の400円台でのボックスレンジから上放れの動きを強めている。好業績も評価して上げ足に弾みがつきそうだ。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  2. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  3. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  4. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…
  5. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  6. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る