クリーク・アンド・リバー社が創業の理念・社史などを映像で見せる「企業史演劇」事業を本格展開

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■プロの演出家・脚本家・劇団が会社の歴史や創業の想いを再現

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は7月5日、医療法人社団・桐和会(とうわ会、岡本和久理事長、東京都江戸川区、パート社員含む職員数3300名)の創業のエピソードや理念などを演劇化した「企業史演劇~桐和会ユニバーサルメディカルサービス~」をプロデュースし、動画共有サービス「YouTube(ユーチューブ)」に映像を公開したと発表した。

 業績は好調で、7月4日に発表した第1四半期の連結決算(2019年3月~5月)は、売上高、営業利益などが四半期として最高を更新した。

■第1弾は職員数3300名の大手医療法人桐和会で「ユーチューブ」にもアップ

 同社は、テレビ番組制作スタッフ派遣やディレクター養成から、ゲーム、Web、広告・出版業界を対象とした人材事業、さらに医療業界での医師紹介などを多角展開するが、このたびの「企業史演劇」は、舞台芸術事業部が手掛けたもの。自社以外の「企業史演劇」の企画・制作は、今回の桐和会が初めてになるとのことだ。

■研修や周年行事、プロモーションなどで会社の歴史や創業の想いを再現

 第1弾となった桐和会の「企業史演劇」(YouTube:ユーチューブ映像)では、総合演出に、介護業界の問題を鋭く描いた漫画『ヘルプマン!』(作者:くさか里樹、出版社:講談社)の舞台化を手掛けた、なるせゆうせい氏を起用。出演には、文学座所属の劇団員をはじめとした実績豊富な役者をキャスティングした。

 さらに、映像化して研修会などで上映するため、映像監修には、ドキュメンタリー系バラエティ番組『奇跡体験!アンビリバボー』(制作:フジテレビ、制作著作:イースト・エンタテインメント)で企業VTR制作を担当する野尻靖之氏を起用した。外国人職員向けに英語やインドネシア語、ベトナム語などの字幕制作にも対応している。

 プロの演出家・脚本家・役者によって会社の歴史や創業の想いを再現することは、社員も社会もダイバーシティ化が進む中で、職場の理念浸透などに大いに役立ちそうだ。クリーク・アンド・リバー社では、研修や周年行事、プロモーションなどに企業史演劇・映像を活用するサービスを、C&R社舞台芸術事業部の新事業として注力する方針だ。

■桐和会は3000名を超える職員が60以上の施設で医療とリハビリ・介護ケアを提供

 桐和会は、「あんしん」と「まごころ」をスローガンに、人に優しい真に頼れる医療とリハビリ・介護ケアを提供する医療社団グループ。グループ全体で3000名を超える職員が60以上の施設(クリニック、病院、特別養護老人ホームなど)に従事している。

 また、2012年より積極的に外国人を受け入れ、海外6ヵ国86名の外国人職員が勤務。今後も、職場のさらなるダイバーシティ推進と事業の拡大を計画している。今回、岡本和久理事長の「職員の多様化・増加により、改めて企業理念を浸透させる機会を設けたい」との希望により、「企業史演劇」の制作が決定した。(HC)

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