JCRファーマが上場来の高値、主製品だけでなく新製品も伸び売上高10%増加

■第1四半期は営業、経常利益が減益だったが通期は全体に増益の予想を継続

JCRファーマ<4552>(東1)は7月31日の後場、一段と強含み、取引開始後に7770円(290円高)まで上げ、2日続けて上場来の高値に進んでいる。25日に発表した第1四半期の連結決算(2019年4~6月)は営業、経常利益が前年同期比で減益だったが、売上高は同10%増加。30日には、岩井コスモ証券が目標株価を引き上げたと伝えられ、業績動向を再評価する雰囲気が広がった。

 第1四半期は、主力製品である遺伝子組換え天然型ヒト成長ホルモン製剤「グロウジェク」の売上高が拡大しただけでなく、遺伝子組換えヒトエリスロポエチン製剤「エポエチンアルファBS注JCR」、および再生医療等製品「テムセルHS注」についても順調に売上高が伸びた。3月通期の連結業績見通しは従来予想を継続し、各利益とも増益。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9.8%増の40.80億円、1株利益132円47銭を見込む。(HC)

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