【注目銘柄】岩塚製菓は上方修正・2期ぶり最高純益更新を手掛かりに割安修正買いが増勢

 岩塚製菓<2221>(東証スタンダード)は、9月27日につけた年初来高値4230円を再び意識する動きを強めた。今年9月26日に発表した今2023年3月期業績の上方修正で、通期純利益が増益転換率を伸ばして2期ぶりに過去最高を更新すると見込んだことを手掛かりに割安修正買いが増勢となっている。また今年10月1日出荷分から同社商品の値上げを実施し、さらに今回の上方修正要因となった中国のWANT WANT社からからの配当金が下期になお上乗せとなることから、業績の再上ぶれも期待され先取りされている。

■中国の出資会社からの配当金が42億円超と大幅増加してV字回復

 同社の今期業績の上方修正のうち、今2023年3月期の通期業績は、売り上げは期初予想通り198億円(前期比9.7%増)、営業利益は2億円(前期は2億300万円の赤字)と増収・黒字転換が見込まれている。ただし同社が出資・技術支援し株式を保有しているWANT WANT CHINA(WWCL)社からの通期分の受取配当金が、期初予想の18億円(前期実績15億2000万円)から42億8800万円に大きく増加して今期第2四半期に計上されることから経常利益を期初予想より30億円、純利益を21億円それぞれ引き上げ、経常利益51億円(前期比3.6倍)、純利益36億円(同4.3倍)とV字回復を見込み、純利益は、2021年3月期の過去最高(20億500万円)を大幅更新する。

 この上方修正業績も、原材料価格の高騰に対応して10月1日出荷分から商品価格を6%~12%値上げし、さらに下期にはWWCL社の中間配当を計上見込みにあることから、再上方修正期待につながっている。なお今期配当は、年間34円(前期実績32円)と連続増配を予定している。

■急伸時の窓埋めからPER6倍、PBR0.3倍の修正で昨年3月高値チャレンジ

 株価は、前期第3四半期の赤字着地と今年2月に発生した同業他社の米菓大手の工場火災が響いて年初来安値3820円へ下ぶれ、下げ過ぎ訂正に期末の配当・優待権利取りが相乗して3990円までリバウンドし、今期業績の持ち直し予想で25日移動平均線を支持線に4100円台に乗せ、今期業績の上方修正とともに窓を開けて上場来高値4230円へ急伸、足元ではこの急伸時に開けた窓埋めを続けてきた。PERは6.3倍、PBRは0.3倍と割安であり、年初来高値更新から昨年3月高値4610円へのキャッチアップを強めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■レジレス無人店舗やスマート案内など、デジタル施策を集約した初の次世代店  ホームセンターのカイン…
  2. ■読書感想文から見えるヒット本動向、新作首位は『イン・ザ・メガチャーチ』  note<5243>(…
  3. ■耐衝撃性と高平坦性を備えた次世代AR材料  三井化学<4183>(東証プライム)は12月10日、…
2026年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

ピックアップ記事

  1. ■金融政策転換が映す相場の地殻変動、投資視点は次の段階へ  長期にわたり株式市場を押し上げてきた金…
  2. ■為替が握る業績相場の行方、円安継続が選別相場を加速  株式市場が金融環境主導の相場から業績重視の…
  3.  再生可能エネルギーの次を見据えた次世代エネルギー分野では、実用化への距離が縮まりつつある核融合発電…
  4. ■AI圏外で存在感を増すディープ・テック、次世代エネルギー関連株に再評価余地  ハイテク株市場では…
  5. ■米国政治と金融政策が揺さぶる新年相場  新春相場は、1月早々から重要イベントや主要経済指標の発表…
  6. ■干支格言「辰巳天井、午尻下がり」は再現するか  新年あけましておめでとうございます。いよいよ20…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る