カルナバイオSは後場一段と強含む、会社説明会資料をアップし注目再燃、『AS-1763』8月に投与開始

■7日には四半期決算説明資料もアップし、改めて注目強める様子も

 カルナバイオS(カルナバイオサイエンス)<4572>(東証グロース)は8月9日の後場、一段と強い相場になり、13時前に6%高の990円(53円高)まで上げて年初来の高値1060円(2023年7月10日)に向けて出直っている。9日午前、個人投資家向け会社説明会の資料を同社ホームページ「新着情報」のページにアップし、開発中の新薬などに注目が集まっている。7日には第2四半期決算説明資料もアップしており、株式市場関係者の中には、改めて注目を強める様子もある。

 説明会の資料によると、同社では、比較的早期に有効性が確認できる「がん領域」は最大フェーズ2試験まで実施してパイプライン価値の向上を目指し、それ以外の疾患はフェーズ1試験もしくは前臨床試験まで実施し、早期ライセンスアウト(商業化の権利を製薬会社等に導出)することを基本方針としている。『AS-1763』はB細胞性悪性腫瘍(血液がんの一種)の治療を目指す経口剤として開発中で、フェーズ1b試験(米国)では2023年8月に最初の患者に投与開始した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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