大同特殊鋼は国内初の生体用低弾性率チタン合金Ti-15Moを発売、医療用チタン製品の世界シェアを2030年に20%に

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■骨に近いしなやかさで治癒力を向上

 大同特殊鋼<5471>(東証プライム)は24日、人体に優しい元素からなる生体用低弾性率チタン合金Ti-15Mo(ASTMF2066)の量産製造を国内メーカーとして初めて実現したと発表。このチタン合金は、金属材料のなかでは骨に近いしなやかさをもち、高い治癒力が期待されるという特徴がある。

 同社はこれまでもTi6Al-4V ELIやTi-6Al-7Nbといった生体用チタン合金を販売しており、今回さらに骨に近い特性を有する生体用チタン合金をレパートリーに加えた。医療用チタンは、世界的な人口の増加と高度医療におけるニーズの高まりにより、中長期的な需要の拡大が見込まれる。

 同社は、成長分野である医療用チタン製品の高受注環境に対応していくための戦略投資として、2024年1月に高精度AMSスペック対応の超音波探傷装置1基を星崎工場に増設し合計2基とするとともに、2025年3月までにチタン用真空アーク再溶解炉(VAR)1基を知多第2工場に新設し合計2基とする。これら合わせて約22億円の投資により、生産量を2割増強する計画。

 こうした製造能力増強とともに、海外における拡販活動等を推進することで、同社はチタン受注量を2030年には2018年対比およそ2倍にし、医療用チタン製品の世界シェアを現状の10%程度から2030年に20%とすることを目指していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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