【マーケットセンサー】師走相場の勝ち馬は?半導体・分割・証券株に注目

 11月24日のブラックフライデーをターニングポイントに、米国ではクリスマスラリー、日本では師走相場が始まると期待される。米国の金融引き締め策の長期化によるハードランディング懸念はあるが、FRBは政策金利の引き下げなどの手段を持っており、来月のFOMCで政策金利据え置きが決定されれば、株式市場に追い風となるだろう。

■半導体関連株はグロース株シフトの本命

 そこで、株式投資を競馬・競輪のギャンブルに例えて、師走相場の本命、対抗、穴を予想してみたい。本命は、半導体関連株を中心としたグロース株である。長期金利低下の投資セオリー通りに高PER株の割高感が和らぐとしてグロース株シフトが強まるのが第一である。半導体関連株には業績下方修正する銘柄もあるが、超純水製造装置メーカーなどの業績上方修正する銘柄もあり、米国のエヌビディアの決算次第では「半導体祭り」に沸き立つ可能性もある。

■株式分割銘柄は新NISA関連で対抗

 対抗は、来年1月からスタートする新NISA関連で、この12月31日を基準日に株式分割を実施する銘柄である。新NISAの非課税枠が倍増・3倍増されることから、今後5年間でNISA総口座は2倍、買付額は2倍に拡大することが目標になっている。この投資マネーの受け皿となる可能性が高いのが、投資単位当たりの金額を引き下げ投資しやすい環境を整えるこの株式分割銘柄と想定されるからである。12月末割り当てで株式分割を発表する銘柄は、この11月に入って21銘柄に達し、業績上方修正や増配、自己株式取得・消却も同時発表したフルセット銘柄のウエートも高い。

■証券株は投資マネーの受け皿として穴

 穴は、投資家向けのサプライサイドを担う証券株である。新NISA関連株が好走すれば、証券株もそれに連動して上昇するはずである。証券株は、今年の上半期には日経平均株価の上昇に伴って堅調に推移したが、下半期に入ってからは日経平均株価の下落に連れて大きく下げた。そのため、証券株の割安感は高まっており、師走相場での反発に期待できる。半導体・分割・証券株に注目して、師走相場に臨みたい。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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