【帝国データバンク調べ:小林製薬「紅麹」問題】影響企業は最大3.3万社に拡大か

■帝国データバンクが二次仕入・販売先まで調査

 帝国データバンクは、小林製薬<4967>(東証プライム)の紅麹問題の影響を受けた企業について調査を行い、最大3.3万社に影響が及ぶ可能性があると発表した。これは、厚生労働省が公表した小林製薬から直接紅麹原料を仕入れた企業や、同社製の紅麹原料が供給された企業の延べ225事業者から仕入・販売などを行った国内企業を調査した結果に基づいている。

■一次加工企業は製造業が最多、二次仕入・販売を含めると飲食料品小売がトップ

 調査によると、小林製薬から直接紅麹原料を仕入れた企業から商品等を仕入れている「一次販売企業」は873社、「中間流通・製造等」の企業は3878社、「二次仕入・販売企業」は2万8775社に上った。一次加工企業の業種別では、「製造業」が2423社で最も多く、全体の49.6%を占めた。その中でも、「飲食料品製造」が1778社と圧倒的に多く、納豆や調理パン・弁当などの製造が上位を占めた。

 二次仕入・販売を含めた関連約3.3万社では、「飲食料品小売」が5582社、「飲食店」が3115社、「飲食料品製造」が1778社と、食料品関連企業が上位を占めた。このほか、「医薬品や化粧品などの販売」が5171社、「病院などの医療業」が3884社と、健康関連企業も影響を受けている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■GHG排出量削減に貢献  東洋製罐グループホールディングス<5901>(東証プライム)グループの…
  2. ■海外展開を加速  トリドールホールディングス<3397>(東証プライム)は3月25日、カナダ・バ…
  3. ■モビリティカンパニーへの変革を加速  トヨタ自動車<7203>(東証プライム)は3月22日、20…
2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

ピックアップ記事

  1. ■藤田観光など上方修正済み銘柄が狙い目、決算発表前に高値予約しておくのも有効  大型連休の好調な需…
  2. ■GW市場動向と投資家心理  『目出度さも 中くらいなり おらが春』と詠んだのは小林一茶である。季…
  3. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  4. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る