日立グループの日立エナジーが15億ドル超の投資により変圧器の製造能力を40%向上へ

■欧州・米州・アジアで設備投資と人員増強、世界最大級の生産体制を構築

 日立製作所<6501>(東証プライム)グループの日立エナジーは4月24日、電化促進による変圧器需要増加に対応するため、15億ドル超を投資し、2027年までに変圧器の製造能力を40%向上させると発表。新規雇用は4000人以上を創出する。

 同投資には、ドイツや米国、コロンビア、中国、ベトナム、オーストラリアなどでの既存工場の増強に加え、フィンランド・ヴァーサ地域への新工場建設が含まれる。新工場は3万平方メートルの規模で、2025年末までに稼働開始予定。

 日立エナジーは、世界最大の変圧器メーカーであり、1万7000人以上の従業員と60以上の工場・サービスセンターをグローバルに展開している。今回の投資により、世界最大級の生産体制を構築し、変圧器の安定供給と高品質化を実現する。

 また、デジタル技術を活用した製造技術の導入により、業務効率化と品質向上を図っていく。これにより、日立エナジーは、2030年までのカーボンニュートラル達成目標の推進にも貢献するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■バイオマス発電所で自動運転実証、135トンの燃料運搬に成功  大林組<1802>(東証プライム)…
  2. ■小規模店の淘汰進むも、残存者は付加価値戦略で業績回復  帝国データバンクの調査によると、2024…
  3. ■企業独自のシステム統合とカスタマイズ可能なAIエージェントを実現  ソフトバンクグループ<998…
2025年3月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

ピックアップ記事

  1. ■名変更会社の局地戦相場の待ち伏せ買いも一考余地  今年4月1日以降、来年4月1日まで社名変更を予…
  2. ■あの銘柄が生まれ変わる!市場を揺るがす社名変更、次なる主役は?  「トランプ・トレード」が、「ト…
  3. ■年初から57銘柄が優待新設、40銘柄超が拡充・変更  株主優待制度は従来、配当増加や自社株買いと…
  4. ■『マッチポンプ』相場の処方箋、トヨタの優待新設に見る『安全投資』の行方  「まるでマッチポンプ」…
  5. ■「トランプ・ディール」懸念下での投資価値、重複上場株の割安性  今週のコラムでは、米国景気の減速…
  6. ■見直される株主優待制度と重複上場戦略の新展開  ジャパニーズ・スタンダード(日本基準)とグローバ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る