西澤丞写真展「超現実世界」開催:一般には知られざる「もうひとつの世界」に迫る

■一般の人が立ち入れない現場を捉えた56作品を展示

 西澤丞氏による写真展「超現実世界」が、キヤノンマーケティングジャパン<8060>(東証プライム)主催で2024年12月19日から2025年2月4日まで、東京都港区のキヤノンギャラリーSにて開催される。同展では、日常生活では立ち入ることができないインフラや工業、科学の現場を撮影した56作品が展示され、普段目にすることのない「裏側の世界」を写し出す。西澤氏は、被写体に深く入り込み、その仕事の現実を捉えた作品を通じて、社会が抱える重要な問題を提起している。

■高速道路から核融合まで、写真が映し出す日本の裏側

 展示作品は、高速道路の建設現場や核融合研究施設、ロケット建造現場など、関係者以外が立ち入れない場所で撮影されたものばかりである。これらの写真は、日々の暮らしを支える仕事や産業に対する社会の理解不足という課題を浮き彫りにし、普段見過ごされがちな「見えない仕事」を可視化するという西澤氏のコンセプトを体現している。

 また、12月21日には西澤氏自身が登壇するトークイベントが開催される予定で、先着150名限定で参加可能。申し込みは11月1日からウェブサイトで受付開始される。

【撮影者プロフィール】 西澤丞(にしざわじょう)

 「見えない仕事を、可視化する。」というコンセプトを掲げ、科学や工業、インフラなど、一般の人が立ち入ることのできない場所での撮影を行っている。写真は、Aperture Gallery(ニューヨーク)、バルセロナ現代美術館、東京都現代美術館などで展示されるとともに、TIME誌をはじめとする多数の雑誌でも取り上げられている。著書は、「DEMIURGOS(キヤノンマーケティングジャパン)」「福島第一 廃炉の記憶(みすず書房)」「MEGA-SHIP(太田出版)」「鋼鉄地帯(太田出版)」など。愛知教育大学美術課卒。愛知県出身、群馬県在住。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る